TBSテレビ系「サタデープラス」2月20日で激痛が走るというぎっくり腰の改善法、バスタオル腰トレが紹介されましたのでまとめてみました。教えてくれるのは、痛み解消のスペシャリスト 富永ペインクリニック院長 富永喜代医師です。
ぎっくり腰は繰り返しやすい腰痛
ぎっくり腰は、西洋では魔女の一撃とも呼ばれ、日本以外でも恐れられているものです。ぎっくり腰は1年以内の再発率は約60%で、一度経験すると再発率はとても高いものと言われています。一度経験すると、その激痛の経験から腰への不安や恐怖心が強まり、それがさらに痛みを司る神経を過敏にさせて痛みを増大させます。そのためちょっとした痛みが激痛に感じてしまうこともあるといいます。また、ぎっくり腰を起こしたくないためにあまり腰を動かさないようにすることが習慣化すると腰の筋肉が凝り固まり、それがよりぎっくり腰を招くといいます。つまりぎっくり腰を繰り返す悪のスパイラルにハマってしまうということです。
ぎっくり腰危険度チェック
自分がぎっくり腰になりやすいかどうか簡単にチェックすることができます。
やり方
(1) 床に足を伸ばした姿勢で座り、長座の姿勢をとる。
(2) 足の力を抜く
(3) この時のつま先の角度をみる
左右の足に角度に5度以上差がある場合は、ぎっくり腰になる危険度は高くなり要注意。
角度に差があるということは体のバランスが崩れて腰の筋肉が凝り固まっているためで開く角度は左右40度位が良いそうです。
ぎっくり腰予防・腰痛改善法 バスタオル腰トレ
繰り返しやすいと言われるぎっくり腰をどうしたら予防すればいいのか。
それは富永医師によると簡単な運動によって予防することできるといいます。
それが「バスタオル腰トレ」と呼ばれるものです。
作り方
(1) バスタオルを折りたたむ
二つ折り→二つ折り→三つ折り→二つ折りにする
目安は8センチの厚み
(2) 折り畳んだバスタオルとくびれの真下にあてる
(3) そのまま仰向けに寝る
(4) バスタオルの厚みを利用して腰を左右に落とす
これにより仙骨周辺からほぐされ腰周りの筋肉をまんべんなくほぐすことができます。さらにインナーマッスルまで効果が及びます。そして気持ち良いと感じることで過敏な神経を和らげてくれる効果も期待できるといいます。
ココリコ田中さんが改善法を体験
お笑い芸人 ココリコ田中さんも、これまで何度もぎっくり腰を経験しているといいます。その痛みは、アーチェリーの矢が刺さったようなイメージの激痛なんだそうです。
そこで番組ではココリコ田中さんにこのバスタオル腰トレを行ってもらいました。
1分実践しただけで簡単に筋肉がほぐれました。
ぎっくり腰になった時の痛み解消法
ぎっくり腰を予防していても、万が一ぎっくり腰になった時の痛みを和らげる簡単な方法です。
やり方
(1) 腰が痛い方の足の薬指の根元をつかみ、強めに引っ張る。
腰の坐骨神経は太ももを通って足の薬指まで伸びており、引っ張って刺激することで神経が落ち着き痛みが和らぐといいます。