TBSテレビ「駆け込みドクター」(3月1日)で腰痛について取り上げられました。
最近よく言われるのが腰痛の8割が原因不明だということ。
ただ腰痛は骨盤の角度と関係が深いことがわかってきたといいます。
解説:東京女子医科大学 東医療センター 神戸克明医師
腰痛の原因:骨盤の角度
骨盤はまっすぐに立ったとき垂直ではなく、やや前に傾いているといいます。
その角度は正常な場合は25~30度。
この骨盤の傾きが30度以上になると腰痛になりやすいことが分かってきたといいます。
骨盤の傾きが大きくなると椎間関節が刺激され痛みが出ると考えられています。
骨盤が傾く原因
・パソコンを使うことが多い
・まっすぐ仰向けで寝る
仰向けで寝るのは腰に負担がかかる寝方だといいます。
改善するにはひざを曲げて寝ること。ひざの下に枕やクッションなどをひざの下に入れて寝るのがオススメ。
骨盤の角度簡単チェック
用意するもの:5円玉・タコ糸・千円札
(1) 骨盤の角度の目安になる骨を探す。
真っ直ぐ立ち腰の前方の出っ張りが骨盤の先端。
脚の付け根の出っ張りが脚の付け根の骨。
(2) 2つの骨をビニールテープで結ぶ。
(3) タコ糸で吊るした5円玉を骨盤の先端へたらす。
(4) ビニールテープとタコ糸の間の角度が骨盤の角度。
ここが30度以上なら腰痛の危険がある
(5) 30度の目安が千円札。1000円札を斜めに折り、先端を折り返したものが30度。
30度を超えると、現在痛みがなくても将来的には痛みが出る可能性があるという。
腰痛の原因:ヘビ背
機能性側わん症は通称ヘビ背と呼ばれ、背中がヘビのように左右に湾曲する状態を指します。若い女性に急増しているもので、背骨が曲がることで背中が緊張し、腰痛や肩こりなどの症状を引き起こすとされます。ひどくなるとしびれなどの症状がでて歩けなくなることもあるといいます。
ヘビ背の原因
・ハイヒールで歩く
・いつも同じ側でバックを持つ
・足を組む
・お姉さん座り
・ひじをついて横になる
ヘビ背の解消法 猫ストレッチ
(1) 四つん這いになり手足を肩幅に開く。
(2) 息を吸いながらゆっくり背中を上げる。
(3) 息を吐はきながらゆっくり背中を戻す。(2)(3) をゆっくり時間をかけて3回繰り返す
(4) 腰を左右にゆっくり曲げる 3回繰り返す
腰だけでなく背骨を左右に湾曲させるイメージで上半身も曲げるのがポイント。
1セット朝晩2回が目安。
※体調などに注意し無理のない範囲で行ってください。