刺激性便秘薬の飲み続けは弛緩性便秘の原因に 非刺激性便秘薬なら大丈夫 たけしのみんなの家庭の医学

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便秘薬

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テレビ朝日「たけしのみんなの家庭の医学」10月24日で、便秘薬の落とし穴について放送されましたので紹介したい思います。今回、解説してくれた先生は、便秘治療のスペシャリスト 久里浜医療センター 水上健医師です。

刺激性便秘薬の飲み続けは弛緩性便秘の原因に

日本人の4人に1人が、便秘に悩んでいるとも言われます。便秘に悩んでいる人は多く、決して他人事ではありません。そのため、メディアでも様々な便秘解消法が紹介されます。

例えば、食事で食物繊維、発酵食品を積極的に摂るようにするとか、運動では、腸を刺激するためのお腹のマッサージや体操などです。

このような方法で便秘が解消できればいいのですが、解消できないときは、さらにそれがストレスとなって悪化したりします。
この時、病院に行けばいいのですが、女性の場合は、わざわざ病院に行くのが恥ずかしいと言ったことで、行かないケースが多いと言われます。そうなると、最後に頼るのが薬局で売られている便秘薬です。

この便秘薬、使い方によっては便秘を悪化させ症状を治りづらくさせる危険な落とし穴があるというのです。

今回、番組で紹介された主婦、大竹律子さん(63歳・仮名)の便秘は、まさに、その危険な落とし穴にはまってしまったケースです。

それは、刺激性便秘薬を使い続けたこと、そして効果が薄れることから用量以上の刺激性便秘薬を使うことにありました。

その結果が次のような大腸になり、弛緩性便秘を招きました。大腸が太いのは溜まった大量の便が管を押し広げたためです。さらに便の重さに耐え切れず、大腸の形が歪んでしまいました。

弛緩性便秘

弛緩性便秘とは
大腸には腸管神経が張り巡らされています。この神経が働くことで、大腸を収縮させ便は肛門へ運ばれます。
腸管神経が何らかの原因で働くなると、大腸が収縮できず、便が肛門運べなくなります。これが弛緩性便秘です。
弛緩性便秘になると、便が大腸に溜まり、腸の管が膨らみその重さで大腸が垂れ下がります。

刺激性便秘薬は、腸管神経に直接働きかけ、腸の収縮を起こさせます。効果は高いですが、この便秘薬には使用上の注意点があります。

それは長期間連続して服用してはいけないことです。

市販されている刺激性便秘薬の説明書にも、「服用後、便通の改善がみられたら、服用間隔を少しずつのばして、正常な排便習慣を取り戻しましょう」と注意喚起の記載がなされています。

刺激性便秘薬は、毎日大量に服用すると、腸管神経が疲弊します。その結果、腸管の筋肉がゆるみ便が送りだせなくなるのです。つまり、便秘薬が逆に便秘の原因になってしまうということです。

これについては、2017年10月、日本で初めて設けられた慢性便秘症の診療ガイドラインにも刺激性便秘薬の長期間の連続服用は難治性便秘になることがあり注意が必要と記載されています。

では、刺激性便秘薬は、どれだけなら使用できるの?
効果の高い刺激性便秘薬ですが、どれだけ使用できるかというと、短期間・頓用で週に2回までです。週に2回までなら大腸に問題ないということが最近の研究でわかってきています。

便秘薬には、刺激性便秘薬だけではありません。非刺激性便秘薬があります。

非刺激性便秘薬は、腸内に水分を集めて、便を軟らかくして、便を出しやすくするというものです。
こちらは腸に優しい便秘薬です。非刺激性便秘薬は、量を守って使用すれば、毎日服用しても問題ありません。

便秘薬が刺激性なのか非刺激性なのかパッケージに書いてある場合もありますが、分からない場合は、薬剤師に聞けばすぐにわかります。

非刺激性便秘薬といえば菊川怜さん出演のCM商品「酸化マグネシウム E便秘薬」がそうですよね。

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