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健康トピック

口内フローラを整えるには唾液とココア 白米に注意 花田信弘先生 モーニングショー

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テレビ朝日「モーニングショー」3月16日で、口内フローラについて取り上げられましたので紹介したいと思います。

解説してくれる先生は、口内細菌を30年以上研究している鶴見大学歯学部 教授 花田信弘先生です。

口内フローラとは?

腸の中の腸内細菌のバランスが人の健康にとても影響することが分かってきたということで、最近では、腸内細菌の集まりのことを指す「腸内フローラ」という言葉をよく耳にするようになりました。

この細菌のバランスは腸だけでなく、口の中も重要であることが分かってきました。この口の中のお花畑、口内細菌の集まりのことを「口内フローラ」と呼びます。口の中の細菌は、700菌種以上1000億個以上だと言われています。

目に見えないだけで口の中にも細菌はたくさんいるんですね。

腸内細菌と同様に、口内細菌にも善玉菌、悪玉菌、そして日和見菌がいます。日和見菌は、その状況に応じて、善玉菌にも、悪玉菌にもなるという菌です。この3つの口内細菌のバランスが重要だといいます。

では理想的な口内フローラのバランスとはどんな状態なのか?

理想的な口内フローラは、善玉菌ばかりで悪玉菌がゼロの状態です。これは、赤ちゃんの口内フローラなんだそうです。母乳の時は、善玉菌だけが口の中に入ってくるためで、歯が生えてくると口内フローラは変わってくるそうです。

腸の場合は、悪玉菌もある程度いたほうが良かったのですが、口内フローラについてはいないのが良いようです。

口内フローラが乱れるとどうなるか?

虫歯や歯周病になりやすくなります。普段、口の中は上皮バリアーで守られていますが、乱れることでこのバリアーが虫歯菌や歯周病菌によって破られ、虫歯や歯周病になります。ひどくなると最悪のケースは死に至る病になることもあるといいます。

死に至る病になるメカニズムとは?

虫歯や歯周病になり悪化すると、虫歯菌や歯周病菌などの悪玉菌が血管内に入ってきます。悪玉菌が血管内に入ることで炎症が起きます。この炎症を悪玉コレステロールが修復するしようとします。

これが繰り返されるとかさぶたのように盛り上がり、固まってしまい、血管が細く硬くなり動脈硬化を起こします。動脈硬化が進むと死に直結する病である脳卒中や心筋梗塞を引き起こします。これが死に至るメカニズムです。

悪玉菌が血管内に入ると、90秒で全身に回るといいます。あっという間に悪玉菌が体全体に広がるそうです。そうなると脳卒中や心筋梗塞以外にも、慢性炎症が起きることで、認知症や関節リュウマチ、がん、糖尿病のリスクも高くなると言われています。

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虫歯や歯周病は、口の中の病気だけでは済まされない病気だということです。

口内フローラを乱す食べ物は?

ご飯(白米)が良くないといいます。ご飯は血糖値が上がりやすい食べ物なので血液中にブドウ糖が多く出てきます。歯と歯茎の間は血液成分なので、ここに栄養が行くことになるので歯周病菌が増える原因になります。

またご飯のデンプンは、唾液のアミラーゼによって分解されて麦芽糖になります。これは虫歯菌のエサにもなります。

つまり、ご飯は悪玉菌である歯周病菌と虫歯菌の両方を増やす原因になるということです。
最近、白米は、なかなかいい食べ物としては出てきませんね。

ではどうしたらいいのかというと白米に玄米や雑穀米を加えるのがオススメです。これにより血糖値の上昇を抑えることができるからです。

またおにぎりなどの冷や飯を食べるものもオススメです。冷えることでαデンプンがβデンプン化することでアミラーゼによって分解されにくくなるため、虫歯菌のエサになる麦芽糖ができにくくなるからです。

でもどうしても温かい白米を食べたい人は、食後は歯をしっかり磨いて下さいということでした。

口内フローラを整えるにはどうしらいいのか?

一つ目は、唾液を多く出すことです。唾液には抗菌作用があることと唾液には歯の成分のエナメル質が入っているからです。

~ 唾液を出す2つの方法 ~
■唾液を出す方法その1:口すぼめ
<やり方>

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(1) 唇を閉じ上の前歯の歯茎に舌先を当てる。
(2) 口を閉じたまま舌先で上下の歯茎をなぞって一周する。

■唾液を出す方法その2:ツボマッサージ
<やり方>

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(1) 指であごとえらの中間部分を内側に押し込む。顎下腺が刺激される。

2つ目は、飲み物であるココアがオススメです。ココアは、悪玉菌を減らす作用があるためです。口臭予防にもなります。ただし、砂糖は、虫歯菌のエサになるので砂糖は入れないことです。

他にも、お茶を飲んだり、舌を磨くのもオススメです。お茶には、フッ素が入っており、舌を磨くことで舌苔に多くいる悪玉菌を減らし、口臭予防にもなります。

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口内フローラ 新情報とは?

NHKあさイチ5月9日でも、口内フローラが取り上げれましたので、新たな情報を紹介したいと思います。解説してくれる先生は、今回も鶴見大学歯学部 教授 花田信弘先生です。

虫歯で脳出血のリスクが高くなる?

通常、血管から出血するとコラーゲンと血小板が結合して血が止まります。しかし、虫歯菌の一つ、cnm遺伝子を持つミュータンス菌が血管内に侵入すると、この菌がコラーゲンと結合して血小板の働きを邪魔します。その結果、血が止まらなくなります。この虫歯菌は、虫歯菌全体の1割程度ですが、持っていると、脳で微小出血を起こすリスクが5~6倍高くなることが分かってきました。
このことから、口内ケアは、脳出血の予防にもつながる可能性がでてきました。

自分の口内フローラを調べるには?

メタゲノム解析を行えば自分の口内フローラが分かります。検査は、唾液と歯周ポケットの細菌を取り、分析にかけるというものです。

細菌のDNAから遺伝子情報を読み取り、どんな細菌がどれだけいるかが分かります。
費用は約2万円(保険適用外)

■検査結果例 歯周ポケットと唾液の菌の割合を表した円グラフ

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今回メタゲノム解析を行った歯科は、谷口歯科医院です。
メタゲノム解析の詳しい内容は、ホームページをご覧下さい。

tani8020.jp/

歯磨きを怠ると口内フローラが乱れる?

通常、唾液に含まれる抗菌作用を持つ物質、ラクトフェリン、リゾチームなどによって歯周病菌、虫歯菌の増殖が抑えられて、口内フローラのバランスが保たれています。

しかし、歯磨きを怠ると細菌が集まりバイオフィルムが形成されます。こうなると唾液がバイオフィルムのバリアーで、届かなくなり、細菌が繁殖し口内フローラが乱れます。

歯を磨かないと、早ければ1週間で歯に細菌がこびりつくといいます。そして3週間後には、血液中に侵入するというデータもあります。

口内フローラのバランスを保つには、歯磨きは、とても重要だということです。

口内フローラを良くするポイントとは?

口内フローラをよくする6つのポイントです。

1.寝る前の歯磨きは念入りに磨く
2.歯周ポケットを磨く
3.過度な睡眠不足は禁物
4.口呼吸はNG
5.ビタミンDとビタミンAをとる
6.食事はよくかむ

1は、寝ている間は唾液の分泌が減り細菌が1000倍に増殖するためです。
2は、歯周病菌が特に多くいる場所だからです。
3は、自律神経が乱れて唾液の分泌が悪くなるからです。
4は、口が渇き、細菌が繁殖しやすくなるからです。
5は、この2つが不足すると唾液腺が萎縮するからです。
6は、唾液の分泌が促進します。

虫歯菌や歯周病菌を取り除く治療法とは?

虫歯菌や歯周病菌を取り除く治療法として3DS除菌があります。患者に合ったマウスピースを作り、そこにその人に合った薬剤を入れて装着します。

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1日2回、1回につき5分装着します。歯と歯の周りの悪玉菌を除菌し、善玉菌は残します。

全国の200箇所程の施設で受けられます。
費用は、約10万円(保険適用外)施設によって異なります。

今回、番組で紹介したのが、鶴見大学歯学部附属病院です。

3DS除菌実施の歯科医院の一覧です。
tansaku.tsurumi-u.ac.jp/3ds_contact

お口の善玉菌「デンタフローラ」とは?

口内フローラが、健康を保つことで大変重要だということが分かったところで、最後に注目のお口ケア商品を紹介します。

お口の善玉菌「デンタフローラ」は、おまめさんでお馴染みのフジッコが広島大学歯学部 二川教授と共同研究して生まれたお口ケアのタブレットです。

「デンタフローラ」には、口内を良好に保つ今大変注目されている善玉菌、L8020乳酸菌が配合。L8020乳酸菌は、虫歯のない子供の口内から発見されたお口の善玉菌です。 L8020乳酸菌が、口内の悪玉菌の増殖を抑え、口内フローラを健やかに保つようサポートします。

目安は、歯磨き後や1日の終わりに1粒なめるだけの簡単お口ケアです。

デンタフローラ
定期コースなら通常価格2,780円のところ、初回約43%OFFの1,580円と大変お得です。しかも、送料無料。2回目からは、約18%OFFの2,280円です。さらに、初回にはささやかなプレゼントがあるなど嬉しい特典付きです。

定期コースですが、回数縛りはなくいつでも解約OKなところも安心です。

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