TBS系テレビ「サタデープラス」3月12日のドクタープラスで、血管年齢を下げるいくつかの方法が紹介されましたのでまとめてみました。
血管年齢を下げる方法
血管年齢を若く保つことは、健康で長生きするためにはとても重要です。でも血管年齢は、自分では高いのか低いのか自覚できないですし、特別な測定器が必要なので血管年齢は簡単に分かりません。そこでまずは簡単な目安となるチェック方法です。
血管の硬さチェック法
(1) 足を前に出して床に座る。
(2) 前屈をして手がつま先に付ける。
手の指がつま先につかない場合、血管が硬くなっている可能性あり。
※40歳以上の方が対象です。
体の硬さと血管の硬さは相関関係があるという研究結果があるそうです。
今回2人の芸能人の方が血管年齢を測定しました。
実年齢 | 血管年齢 | |
---|---|---|
高橋真麻さん | 34歳 | 41歳(+7歳) |
西川史子先生 | 44歳 | 53歳(+9歳) |
ともに血管年齢が実年齢より高いという結果になりました。血管の硬さチェックでは高橋真麻さんがしっかり手が付き、西川先生は付きませんでした。
なので西川先生では当てはまりましたが、高橋真麻さんは当てはまりませんでした。血管の硬さチェックはあくまで目安ということですね。
しいたけのエリタデニンに血管若返り効果
血管年齢を下げる食材としては、玉ねぎが代表的ですが、今回紹介された食材は「しいたけ」です。しいたけには、エリタデニンという成分が含まれています。このエリタデニンは血液中の悪玉コレステロール値を下げる働きがありという研究報告があります。これにより動脈効果を予防する効果が期待できます。つまり血管若返り効果が期待できるということです。
このエリタデニン、他にはマッシュルームに入っているそうですが、僅かなのでしいたけ特有の成分のようです。
また、干ししいたけの戻し汁にもエリタデニンが含まれるので捨てるのはもったいないといいます。戻し汁を煮物やスープなどに使うと旨味が出ていいそうです。
血管若返りウォーキング
血管若返りウォーキングは、血管の世界的権威 東京医科大学病院 高沢謙二先生オススメのウォーキングです。
(1) 鼻歌ウォーキング
鼻歌が歌えるくらいのスピードでリラックスして歩く。
(2) 大股歩き
手のひら分だけ歩幅を広くして大股で歩く。
(1)の途中で(2)を2~3分入れるのがオススメ。20分くらいが目安
鼻歌を歌いながらの歩きは有酸素運動なので善玉コレステロールを増やし、大股歩きはハムストリングが鍛えられるので、悪玉コレステロールを減らす効果が期待できる。
ウォーキングだけでなく、座っている時につま先とかかとを交互に上げ下げするのも血流が良くなり血管若返り効果が期待できます。
炭酸風呂
血管年齢を下げるお風呂として炭酸風呂がオススメです。国際医療福祉大学教授 前田眞治先生によると濃い炭酸風呂は、通常の風呂に比べ血流量が4倍になるといいます。炭酸風呂では二酸化炭素が皮膚から入り、血管に入り込みます。血管ではこの二酸化炭素は異物と認識し体の外へ出そうと血管が広がり、血流が良くなります。
血流量が4倍になったデータです。
お風呂上がり後も温熱効果が期待できます。
お家では、炭酸入りの入浴剤を入れるのがオススメです。