テレビ朝日「林修の今でしょ!講座」11月21日で、風邪の引き始めの治し方について放送されましたのでまとめてみました。
風邪の引き始めの治し方
冬の寒い時期は、風邪を引きやすい時期でもあります。
気を付けないといけませんが、もし、風邪かなと思うような症状が出たときには、
どうしたらいいのか。
そこで、名医が行っているという風邪の引き始めの治し方ランキングです。
名医が行っているのことなので、とても参考になるかと思います。
【第1位】20分ウォーキングする
風邪を引いたかなと思ったら、体を安静にするのがいいように思っていましたが、
そうではありませんでした。
20分の軽いウォーキングをすることで体温が上昇し、NK細胞やリンパ球などの免疫細胞が活性化します。
これにより、かぜのウイルスが撃退されます。
無理のない自分のペースで歩くだけでOKです。
要は、軽い運動である程度、体温を上げることが良いようです。
【第2位】 自分の体格に合った漢方薬を飲む
風邪の引き始めにオススメの漢方薬と言えば、葛根湯というイメージがありますが、
いくつもあるようです。
中でも体格に合わせたものとして次の4つがあります。
■麻黄湯(まおうとう)→ がっちり体型
■葛根湯(かっこんとう)→ 中肉中背~ちょいがっちり体型
■麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)→ 中肉中背~きゃしゃ体型
■桂枝湯(けいしとう)→ お年寄り
体格に合った漢方薬を飲んだ方が早く治るといいます。
どれにするか悩んだら葛根湯がオススメです。
体格に合わないものを飲んでも問題はないそうです。
ただし、麻黄湯、葛根湯、麻黄附子細辛湯には、麻黄が入っています。
心臓がドキドキしたり、ムカムカして食欲がなくなったりするそうです。
ちなみに葛根湯の生薬の麻黄・葛根を抜いたものが桂枝湯です。
風邪を引いたかなと思ったら、食前、食後関係なく
すぐに飲むのがより効果的だといいます。
漢方薬は、体温を上げるので引き始めに効果を発揮します。
西洋薬は、体温を下げる作用があるので風邪で辛い時にオススメです。
【第3位】 おかゆに青ネギを入れて食べる
ネギの青い部分には、アリシンが含まれています。
このアリシンには、強い殺菌効果があり、風邪の原因菌を殺菌してくれます。
おかゆにたっぷりの青ネギを入れて食べるのがオススメです。
昔、風邪を引いたら首にネギを巻けと言われていましたが、
ねぎの香り成分には、殺菌や消炎効果があるので、
これは、間違いではなく結構あっているようです。
【第4位】ハッカ飴をなめながらお風呂に入る
風邪の引き始めにはお風呂がオススメです。
のどの奥のせん毛は、ウイルスなどの異物を追い出す働きがあります。
このせん毛が、お風呂の湯気の湿気で、機能が高まり風邪の悪化を防いでくれます。
さらに効果的なのがのどに良い、ハッカ飴をなめながらお風呂に入ることです。
ハッカ飴に含まれるメントールは、血管拡張作用や抗炎症作用などがあります。
なので、特に鼻水、鼻づまり、喉の痛み、咳に悩む人にオススメです。
以前は、風邪を引いた時には、お風呂に入るのは良くないと言われましたが、現在は、お風呂から上がって体を冷やさないようにすればお風呂は逆に良いと言われています。お風呂上がりに寝る注意点としては、汗が蒸発しないようにタオルケットやタオルをかけて寝ます。
汗をじとーっとかくぐらいが良いようです。
【第5位】温めたバナナを食べる
バナナをそのまま食べるのではなく、温めて食べます。
温めるとどうなるのかというと、バナナのファイトケミカルのオイゲノールが体に吸収しやすくなるからです。オイゲノールは、免疫機能を高めたり、のどの痛みを緩和する効果があります。そのため風邪の改善効果が期待できます。
■ホットバナナの作り方
温めバナナを作るのはとても簡単です。
(1) バナナの皮をむく。
(2) お皿にバナナを丸ごと又はざく切りにしてのせてラップをする。
(3) 電子レンジ(600W)で30秒~40秒温めたら出来がり。
免疫力を上げる効果があるホットヨーグルトにホットバナナを加えて食べると
さらに効果が期待できます。
寒い朝に、温かいヨーグルト+ホットバナナが風邪の予防改善にオススメですね。