TBSテレビ系「サタデープラス」3月10日で名医が教える新常識として花粉症について放送されましたのでまとめてみました。
教えてくれた先生は、自身も花粉症だというアレルギー専門医、池袋大谷クリニック 院長 大谷義夫医師です。
インフル花粉症とは
花粉症は、日本人の3割が発症しており国民病ともいわれています。今後もさらに花粉症の患者は増えると予想されています。
そもそも花粉症が発症するメカニズムは、その年の花粉の量とその人の免疫力が関係しているといわれます。そのため花粉の量が多く、免疫力が低下すると花粉症を発症したり、既に花粉症の人はひどくなったりします。つまり花粉症には、免疫力が大きく影響しているんですね。
インフル花粉症とは、インフルエンザにかかることで花粉症を発症したり、花粉症の方は重症化したりすることをいいます。
どうしてこうなるのかというと、インフルエンザによって免疫力が低下し、特に喉では外からのウイルスやアレルゲンなどの異物の排除する能力が弱まります。その結果、花粉も多く取り込まれるので、花粉症を発症したり、花粉症の方は重症化したりするわけです。
今年は、まだB型インフルエンザが流行しているのでインフル花粉症になるリスクが高いので注意が必要のようです。
また、花粉症の重症化にも注意が必要です。花粉が気管支まで影響すると咳喘息に、さらには気管支喘息にまでに悪化することもあるそうです。気管支喘息は年間1500人の方が亡くなる命をも脅かす病です。
地域によって花粉症の割合は異なる
■都道府県別に花粉症患者の割合を示した地図
地図にありますように、関東圏では花粉症の割合が高いです。
これは、周りにスギが多いためです。東京では2人1人が花粉症というデータもあります。
スギは日本固有種なのでスギ花粉症は、日本だけです。
北海道や沖縄では、スギがあまり自生してないので花粉症の方は少ないです。ただし、北海道では白樺が多いので白樺花粉症が問題となっています。
花粉症の人が注意したい野菜・果物
花粉症の人には、注意してほしい野菜や果物があります。
スギ・ヒノキの花粉症の方 → 生のトマト
ハンノキ・シラカバの花粉症の方 → リンゴ・ナシ・モモ・サクランボ・イチゴ・スイカ・メロン
花粉症の方が、このような野菜や果物を食べると喉や口がかゆくなったりするアレルギー反応を起こす危険があります。全ての方に発症するわけではありませんが注意が必要です。
これは、スギ花粉の場合だと、スギ花粉と生トマトのタンパク質の構造が似ているために起こります。対策としては、トマトを加熱します。こうすることでタンパクが変性するのでアレルギー反応を起こすことがなくなります。
ホットじゃばらヨーグルトの作り方
大谷医師おすすめの花粉症対策メニューが、ホットじゃばらヨーグルトです。
作り方はとても簡単ですがじゃばらジャムを入手する必要あります。
作り方
(1) ヨーグルトにじゃばらジャムを大さじ2杯加えます。
(2) 電子レンジで約30秒加熱したら完成です。
じゃばらは、和歌山県北山村特産の柑橘類です。じゃばらには、ナリルチンと呼ばれるアレルギーを抑える成分入っています。じゃばらには、このナリルチンがみかんの約20倍多く含まれます。
ナリルチンは、皮に多く含まれますので、ジャムならまるごととることができます。
ヨーグルトには、免疫を高める効果が期待できます。ヨーグルトを温めることでさらに効果がアップします。
じゃばら果汁1日10ml(ジャム大さじ2杯分)を花粉症15人に方に1週間続けてもらったところ、15人すべての方が改善したという実験報告があります。そのため現在とても注目されています。
■じゃばらジャムのお取り寄せ先
じゃばらジャム1個 700円(税別)
> じゃばら村センター│じゃばら定番商品
東京・有楽町のアンテナショップにもあります。
> わかやま紀州館
花粉症に悩んでいる方にオススメの日本じゃばら普及協会公認「北山村産すっぱくないじゃばらジュース」。子供の美味しく飲めると人気です。詳しくは公式サイトをご覧下さい。
> 北山村産すっぱくないじゃばらジュース[公式]