テレビ朝日「林修の今でしょ!講座」5月26日でアンチエイジングのスペシャリスト 大阪大学医学部 特任准教授 日比野佐和子医師より紫外線の最新研究と名医がやっている最新紫外線対策について放送されましたので紹介します。
紫外線の新常識とは?
最新の研究で分かった紫外線の新常識です。
肌老化の約8割は紫外線
しわ・たるみなど肌の老化の原因は主に加齢や生活習慣によるものと思われていましたが、肌の老化の原因の8割は紫外線の光老化と呼ばれるものが原因と2013年フランスで発表されました。現在は、肌の老化の主な原因は紫外線と考えられるようになってきたそうです。
皮膚がんが急増中
紫外線対策を何もしないと普通のほくろが皮膚がんになることも。年々皮膚がんになる人が増えてきており要注意だそうです。ほくろの形がいびつだったり、大きなほくろで気になる人は専門医の診察の受けたほうが良いとのこと。
シミの予備分は鼻と頬に
特殊な装置で検査するとシミ予備軍が分かります。その場所には共通点がありました。それが鼻や頬に集中しており、ここを重点的に日焼け対策すると将来のシミの数が変わってくるそうです。
薄毛の一因に紫外線が
紫外線を浴びると薄毛の原因にもなるといいます。これはどういうことかというと、オーストラリアの研究によると男性が紫外線を浴びると男性ホルモンが生成され薄毛につながる可能性があるという報告がありました。
名医がやっている紫外線対策は?
紫外線に対して強い体を作ると自然にダイエット効果が期待できるといいます。新陳代謝を高め肌の生まれ変わりを早くすると紫外線ダメージを受けてもシミになりにくいといいます。体の代謝が良くなることは脂肪も燃えやすくなり、その結果ダイエット効果も期待できるんだそうです。日比野医師自身も紫外線対策をすることで16kg痩せたそうです。
1日5食
血糖値が高い状態が続くと活性酸素が作られやすくシミができやすい状態が続きます。食事を5回に小分けにすれば血糖値の急上昇を抑えることができるといいます。また体の中で余った糖は肌の細胞と結びつくと紫外線の影響を受けやすくなるそうです。さらに血糖値が上がると脂肪も溜め込みやすいんだそうです。ビバリーヒルズでは1日5~7食を奨める専門家もいるんだとか。ただし1日の総カロリーは増やさないことが大切。
ホワイトオムレツを食べる
ホワイトオムレツとは卵白で作ったオムレツのこと。卵白には紫外線によって壊された皮膚を修復する成分が含まれるそうです。また良質なタンパク質によって肌の新陳代謝も上がりシミをできにくくすることが期待できるそうです。
風呂上がりに首を冷やす
首周りには、代謝を上げる褐色脂肪細胞が肩甲骨よりも集まっていることが分かったそうです。冷やすことで活性化し、体の新陳代謝がアップするといいます。その結果、肌の生まれ変わりが早くなりシミ、シワが出来にくくなるそうです。
首の冷やし方
ペットボトル500mlに8割ほど入れて凍らせる。こうすることで手元が冷えないので手でもっても冷たくなくならない。首周りに転がすように2~3分行う。
注意ポイントとしては、すごく冷たいと感じる前にやめること。
正しい日焼け止めの塗り方
<日焼け止めの塗り方の落とし穴>
・伸ばすとムラができやすくなる
・すりこむと日焼け止めが落ちてしまう
<正しい塗り方>
(1) 日焼け止めを額・両方頬・鼻・アゴの5点に置く
(2) 指で肌にのせるようにやさしく分厚く塗る
美容液はすり込むことが重要だが、日焼け止めはのせるように塗るのがポイント。
出かける前にイチゴを1パック
長時間外に出る前にイチゴを1パック食べるのがオススメ。イチゴには抗酸化力の高いビタミンCが多く含まれ、シミ・シワの原因である活性酸素の働きを抑えてくれるそうです。
日焼けした後はホットヨーグルト
日焼けした後はホットヨーグルトがオススメ。ヨーグルトをホットにするというのは、乳酸菌が活性化するためでヨーグルトを40~50℃に湯煎して温めると良いそうです。
乳酸菌は腸管を刺激し血流を良くし皮膚に栄養が届きやすくし肌の新陳代謝がアップするそうです。さらに乳酸菌は肌の保湿効果も高めるという効果も報告されているそうです。
秋枯れ肌対策は?
秋になると夏の紫外線によるダメージと秋から始まる乾燥によって肌が荒れ、シミ、小ジワが増えるいわゆる秋枯れ肌になるおそれがあります。そこで日比野医師より秋枯れ肌対策がフジテレビノンストップで紹介されました。
化粧水で保湿
なんといっても肌には保湿です。そこで化粧水を塗るわけですが、日比野医師によると塗り方に順番があるそうです。
<塗る順番>
目の周り→頬→口周り→鼻の頭→額
ポイントは、肌が薄い乾燥しやすい所から塗るということ。これで保湿がアップします。この時、叩いたり、こすったりするのはシミ、小ジワの原因になるのでNGです。化粧水のあとは、乳液、クリームなどでフタをします。
シークワーサーで肌の保湿
食べ物で身体の内側から肌を潤すことも大切です。そこで日比野医師がオススメするのがシークワーサーです。シークワーサーに含まれるノビレチンには肌の保湿効果や美白効果が期待されます。シークワーサーウォーターにして飲むのがオススメ。皮の部分にノビレチンが一番多く含まれるので皮も食べるとより効果が期待できるそうです。
■シークワーサーウォーターの作り方
<作り方>
(1) シークワーサーを輪切りにしてミネラルウォーターに入れる。(2) お好みでオリゴ糖・ハチミツを入れる。
(3) 冷蔵庫に数時間置けば完成。
生のシークワーサーは、沖縄じゃないとなかなか一般のスーパーでは手に入らない果物。ノビレチンはシークワーサーに一番多く含まれますがポンカン・オレンジなどにも含まれるので代用することが可能です。
ホットトマトヨーグルト
ホットトマトヨーグルトも秋枯れ肌を内面から潤すのにいいといいます。ヨーグルトの乳酸菌によって腸内環境が整えられ、肌の保湿機能がアップし、トマトジュースのリコピンの抗酸化作用によって肌荒れ、肌の老化を防いでくれるといいます。またリコピンは乳製品や油と一緒にとると吸収率が上がるのでより効果が期待できます。
■ホットトマトヨーグルトの作り方
<作り方>
(1) 耐熱カップにヨーグルト約100g、トマトジュース(無塩)約50cc入れて混ぜる。(2) 電子レンジ(500W)で約40秒加熱したら出来上がり。
ストレッチで美肌
方法は、ストレッチで褐色脂肪細胞を刺激して褐色脂肪細胞を活性化させて皮膚の生まれ変わりであるターンオーバーを早め美肌を目指すというものです。
<やり方>
タオル1枚用意します。
(1) タオルを後ろに持っていって、脇の下にはさむ。
(2) はさんだタオルの端をそれぞれ手で持ち上半身を左右に回す。
脇を痛気持ちいい位に締めるのがコツ。
(3) タオルの片方を肩から通し同様に上半身を左右に回す。
(4) (3)の反対側も行なう。
(5) それぞれを左右交互に5回ずつ行う。
お風呂上がりに直接肌の上から行うとよい。さらに冷たいタオルなら刺激があり効果が期待できる。
腸が元気になるくるみバナナヨーグルトとは?
フジテレビバイキングで、日比野先生オススメのくるみバナナヨーグルトが紹介されました。先生も毎朝食べているそうです。このくるみバナナヨーグルトを食べれば、腸が元気になって血液もサラサラになるんだとか(^-^)
その理由はというと、ヨーグルトには善玉菌の乳酸菌が、バナナには、乳酸菌のエサとなるオリゴ糖や食物繊維が豊富。これにより乳酸菌が活性化して腸内環境整えて腸を元気にしてくれるってわけですね。
そしてくるみにはオメガ3脂肪酸がナッツの中でもダントツに多く含まれています。オメガ3脂肪酸は、血管内の悪玉コレステロールを減らし、血管内の炎症も抑えてくれて血液がサラサラになる働きがあります。これにより動脈硬化の改善、心筋梗塞や脳梗塞の予防、さらには美肌、冷え性予防、ダイエット効果も期待。また最近、すい臓がん予防も期待できるというハーバード大学の研究報告も。
でも摂り過ぎは禁物です。量をわきまえましょう。くるみなら1日約28g、片手分くらいが目安。