免疫力アップジュースの作り方がTBSテレビ「ゲンキの時間」11月6日で紹介されましたのでお伝えしたいと思います。教えてくれたのは、西台クリニック 医師 済陽高穂先生です。
免疫力がアップするとは
そもそも免疫力がアップするとはどういうことなのか?
免疫は、病気にかからないようにすることです。その鍵を握るのが免疫細胞です。中でもNK細胞は、体内に入ってきた細菌やウイルスをやつけてくれる働きがあります。つまり免疫力がアップするとは免疫細胞が活性化することです。
免疫力がアップすると、風邪などにかかりにくくなるだけでなくがん予防にも効果的です。
済陽医師は、元々は外科医でした。これまでに行った約1400件のがん手術の5年生存率を調べたところ52%でした。その低さに愕然としたそうです。
そこで免疫力を上げる食事療法を独自に考案しました。
その主なポイントは2つです。
2.野菜や果物を1日750g摂ること
この食事療法により術後の生存率が71%まで改善したといいます。
済陽医師が参考にしたのは、
1990年アメリカ国立がん研究所が発表したデザイナーフーズピラミッドです。
ピラミッドの上に行けば行くほどがん予防が期待できる食材です。
免疫力アップジュースの作り方
済陽医師が考えた免疫力アップジュースです。
材料 2人分
キャベツの葉 … 4枚
ニンジン … 1本
レモン … 1個
ハチミツ … 適量
作り方
(1) レモン、キャベツの葉、ニンジンをジューサーにかける。
(2) ハチミツを加えて混ぜたら完成。
<栄養ポイント>
レモンには抗酸化作用のあるビタミンCが豊富に含まれています。
ニンジンには、腸の粘膜を強くするカロテンが豊富に含まれています。
キャベツには、抗がん作用のあるイソチアネートやビタミンCも豊富です。
その他の免疫力を高める食べ物としては、ヨーグルトときのこがあります。
どちらも免疫力を高める定番の食べ物ですね。
ヨーグルト
ヨーグルトに含まれる乳酸菌が腸内環境を整えてくれて免疫細胞のNK細胞を活性し、免疫力を高めてくれます。
最近では、様々な種類のヨーグルトを摂って様々な種類の乳酸菌を摂るほうが免疫力を高めてくれるとも言われています。
食べる量は1日1カップで食べるタイミングは朝食がオススメです。
ただ、専門家の中には、腸の活動が活発になるのは寝てからなので、夕食に摂ったほうが良いという人もいます。
とにかく毎日、欠かさず食べ続けるとが良いようです。
きのこ
きのこに豊富に含まれるβ-グルカンが免疫細胞を活性し免疫力を高めてくれます。
注意点としては、β-グルカンは熱に弱いのであまり加熱しすぎないことです。
ただ、免疫力がアップしたからといってがんにならないわけではありません。
がんは、がん抑制遺伝子など遺伝子の働きも重要だと言われています。
■免疫細胞であるNK細胞について