TBSテレビ「ビビット」4月7日で、ニキビの原因である顔ダニが取り上げられましたので紹介したいと思います。
目次
そもそも顔ダニとは?
顔ダニは、大きさはわずか0.2~0.3ミリと小さく、人の顔や体の毛穴に寄生するダニです。
デモデクスというダニです。このダニ、ほとんどの人にいると言われます。一つの毛穴に5~6匹いると言われ、通常、頭皮だけで約15万匹、体全体で約200万匹いると言われます。
ダニと言うと、体に悪いイメージがあり、できれば寄生ほしくないと思いがちですが、実は、顔ダニは人と共存共栄の関係にあります。この顔ダニのエサは皮脂です。皮脂を食べてくれることで肌は弱酸性の良い状態に保たれます。つまり顔ダニのおかげで肌のバランスが保たれているということです。
顔ダニが増えすぎると発疹・炎症・ニキビの原因に
通常、顔ダニは人の皮膚にとっては、良いダニですが、増えすぎると良くないといいます。
増えすぎると、顔ダニが病原性を発揮して発疹やニキビの原因となるといいます。顔ダニが、通常の倍以上になると、皮膚に悪影響を及ぼすと考えられるそうです。
皮膚科でも診断されにくい顔ダニ
実はこの顔ダニ、皮膚科に行ってもなかなか診断されないケースが多いのです。
番組では、顔ダニで6年間吹き出物に悩まされた女性と18年間ニキビに悩まされた男性が紹介されました。
いくつも皮膚科を回っても顔ダニが原因と診断されなかったといいます。医師から処方される薬は、顔ダニを減らす薬ではなかったので、改善することはなく逆に悪化することもあったといいます。炎症を鎮めるステロイド剤が処方されると、皮膚の免疫力が落ちるので、顔ダニが繁殖してしまう原因となります
残念ながらまだ、顔ダニを診断する皮膚科は多くないようです。
今回、2人を診察して顔ダニが原因と診断した先生が、立川皮膚科クリニック 院長 伊東秀記医師です。
顔ダニ検査を行った結果、顔ダニが増えすぎて起こる毛包虫性座瘡と診断されました。顔ダニ検査は、顔の一部の皮膚の表面を削り取り、顕微鏡で顔ダニがいるかどうか見るというものです。
顔ダニは、昼間は、毛穴に隠れており、夜になると皮膚の表面に出てきて皮脂などを食べます。昼間でも皮膚の表面に顔ダニがいる場合は、顔ダニが増えすぎていると考えらるそうです。これがニキビや発疹を起こす原因と考えられるということでした。
病院での治療法は、顔ダニを減らす飲み薬とビタミン剤を処方するそうです。
2ヶ月~4ヶ月ほどでかなり改善されるそうです。
立川皮膚科クリニック
www.tachikawa-derma.com/
どこの皮膚科へ行けばいいの?
皮膚科に行ってもならなか診断されにくいのが顔ダニです。今回の立川皮膚科クリニックのような皮膚科に診てもらうにはどうしたらいいのか?
顔ダニ検査を行ってもらえる皮膚科で診てもらうといいそうです。そのためには事前に電話で「顔ダニ検査を行ってもらえますか?」と聞いてみるといいそうです。
顔ダニが原因でニキビ・発疹を起こしやすい人とは
・皮脂が多い
・メイクが濃い
・まつげエクステをしている
・クレンジングや洗顔を疎かにしている
・生活習慣が乱れている
・辛いものなど刺激物が好き
メイクには注意です。メイクに含まれる油分が顔ダニのエサとなるからです。
特に濃いメイクの人は、クレンジング、洗顔をしっかりすることが大切です。
顔ダニが疑われる特徴的な症状とは?
顔ダニが原因のニキビ・発疹には特徴的な症状があります。
・ニキビの薬を塗っても全然改善しない
・顔にできたニキビ、発疹でかゆい
・顔が全体的に赤みを帯びている
特にかゆいというのは顔ダニの特徴で、通常のニキビならかゆいというより痛いといいます。
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