冷え性の人にとって寒くなるこの季節は、つらい季節です。そんな冷え性で悩む人のための冷え性対策が日本テレビ「スッキリ」で放送されましたのでまとめてみました。
教えてくれるのは、冷え性の名医 小林メディカルクリニック東京院長 小林暁子先生です。
冷え性3つの対策
小林先生によると、冷え性だからといってただ温めるだけではダメで、保温性の高い体に作り上げていくことが大切だといいます。
ポイントは血流と自律神経。自律神経は交感神経と副交感神経から成り、自律神経が乱れるというのは、この2つバランスが崩れることで、自律神経が乱れると血流が悪くなり冷えを招くといいます。
そこで小林先生による自律神経を整え、血流を良くする3つの冷え性対策です。
頭のタッピング
やり方
頭頂部・目の周り・頬・首を一定のリズムでトントンとタッピングする。
1~2分行えばOK。
指で肌に触れるか触れなかいくらいの強さでタッピングするのがポイント。
<効果>
頭と顔には自律神経を刺激するツボがたくさんある場所。この頭と顔という体の一部分を刺激するだけだが、これにより全身の血流が良くなる効果が期待できる。
ふくらはぎ温冷シャワー
やり方
お風呂上がりに、つま先からふくらはぎに冷たいシャワーを10秒~30秒、42度程の温かいシャワーを10秒~30秒、交互に3~4回繰り返し行う。
<効果>
ふくらはぎは、第2の心臓と呼ばれ、下半身の血液を押し戻す働きがある。ふくらはぎに水とお湯を交互にかけることで血管の収縮と緩和が交互に行われ血流が促進される。また、自律神経の機能を整える効果も期待できる。
腸トレーニング
やり方
(1) 右手を腰骨の上、左手を肋骨の下をしっかり押さえる。
右手は大腸の始まりで左手は大腸がねじれる場所で便が詰まりやすい場所。
(2) この2ヶ所をしっかり押さえて、足は肩幅に開いて、腰を回す。
右回り左回り10回ずつ行う。
睡眠中腸がねじれやすいので夜のお風呂上がりと朝に行うのが効果的
<効果>
腸には、食べたものの栄養素を吸収して全身に流す働きと老廃物を外に排出する働きがある。腸内環境を良くすれば、全身に血流も良くなり、それが冷え性の対策にもなる。
この3つの冷え性対策を冷え性歴10年の方に3日間試してもらいました。
その結果、指先の血流が速くなり血管も太くなりました。交感神経と副交感神経のバランスも改善が見られました。手に赤みが出て、しびれも軽減されたといいます。
たった3日間だけでも効果がでるようです。
小林先生によると、一ヶ月行うと冷え性の体質が改善されるそうです。
3つどれも手軽にできるものばかりなので、すぐに取り入れられますね。