TBSテレビ系「サタデープラス」7月23日で、血管に良い食材としてキウイについて放送されましたので紹介したいと思います。
今回、キウイの健康効果を教えてくれる方は、医学博士で管理栄養士の本多京子先生です。
本多京子さんのプロフィール
管理栄養士 医学博士
NPO日本食育協会理事。
実践女子大学家政学部食物学科卒業後、早稲田大学教育学部体育生理学教室研究員を経て、東京医科大学で医学博士号を取得。
栄養的にバランスのとれた健康的でおいしい料理に定評がある。理にかなった分かりやすい説明で、テレビ、雑誌、講演など幅広く活躍。引用元:NHK きょうの料理
キウイの健康効果とは?
これまでサタデープラスでは、健康に良いと言われる様々な食材が紹介されてきました。
今回の食材は、キウイフルーツでした。
実は、キウイフルーツは、血管を守る最強食材だといいます。
本多京子先生も、キウイフルーツを毎日食べているといいます。
キウイフルーツなんて、リンゴやみかんと同じで、フルーツの中の一つ程度に思っていませんか?
意外に血管に良く、しかもダイエット効果もあるみたいです。
では、なぜキウイが血管の若さを保つのにいいのか?
キウイには、血管の若さを保つ食物繊維、カリウム、ビタミンCの3つの栄養素が豊富に含まれています。
さらに、栄養充足率も主要フルーツの中で10.6とナンバーワンです。
その結果、キウイには、高血糖、高血圧、高中性脂肪改善効果が期待できます。この効果は、どれも血管にとても良いからなんですね。
栄養充足率とは?
17種類の栄養素(たんぱく質、食物繊維、カルシウム、鉄、マグネシウム、カリウム、亜鉛、ビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6、葉酸、ビタミンB12、ビタミンA、ビタミンE)がどれだけ含まれるかを表すものです。
でも、本当にキウイが血管にいいの?
ということで、キウイの一大生産地ニュージーランドのキウイ農家の5人の方の血管年齢を測定してみました。
なんと血管年齢は、平均約-21歳で、5人すべての方の血管年齢が実年齢より大幅に若いという結果になりました。最高に若かった方は-31歳でした。
やはり、キウイは血管にとてもいい果物なんですね。
キウイは食前・食後、いつ食べるのがオススメ?
では、キウイは食前・食後、いつ食べたほうが、より健康効果が期待できるの?
ということですが、キウイは、食前に食べるのがオススメです。
どうしてかというと、食前に食べることで、血糖値の上昇を抑える効果が期待できるからです。
キウイは甘いので血糖値が上がるんじゃないのと思いますが、豊富な食物繊維によって、血糖値の上昇は抑えられるようです。
また、キウイの豊富な栄養が吸収されやすいことからも食前がオススメなんです。
SNSでもキウイは、食前に食べるのがおすすめと話題です!
キウイフルーツは血糖値の上昇をゆるやかに上げ そして ゆるやかに下げる!グリーンキウイ(緑色)サンゴールドキウイ(黄色)果糖は少ない!この時期高カロリーの食べ物が多い 生活習慣病も含め 食前前に野菜・果物をお勧めします!!
— Q5 (@starkakizaki) 2018年1月5日
① キウイフルーツ
食後に食べるフルーツは
kcal、糖分として吸収される。
食前に食べる事でビタミン
栄養として吸収されるので
食前に食べる事がオススメ。
② ヨーグルト
ヨーグルトにグラノーラと
ハチミツを入れ食べる。 pic.twitter.com/NomxoejfVj— 豆知識 de ダイエット (@fuki_diet) 2016年6月23日
キウイの意外な使い方・食べ方とは?
キウイは、健康に良いだけじゃありません。
キウイには、タンパク質分解酵素アクチ二ジンが含まれており、漬けおくことで肉や魚を柔らかくする効果が期待できます。
ひと手間で、肉や魚を柔らかくして美味しく調理することができます。
キウイの夏におすすめの食べ方が、フローズンキウイです。
フローズンキウイは、キウイを切って凍らせただけのものです。
シャーベット状になり、夏にピッタリのデザートです。
さらに、キウイスカッシュもオススメです。キウイスカッシュは、サイの目状に切って凍らせたキウイをコップに入れ、炭酸水を注ぎ入れたものです。暑い夏にスカッとするスッキリドリンクですね。
キウイのダイエット効果とは?
キウイは、血管に良いだけでなく、サイズダウンさせるダイエット効果も期待できるといいます。
本当にダイエット効果があるのか、今回、一般の方3名の方に、キウイを食前に1日2個、10日間食べてもらいました。
その結果、2人の方に大幅なへそ周りのサイズダウンがみられました。しかも全員に若干の体重減少も見られました。
これは、キウイに含まれる食物繊維が腸内環境を整えてくれることによるものと考えられます。
ちなみに食物繊維には、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維があり、キウイはその割合が2:1と理想的な割合で含まれます。
日本人は、食物繊維が不足しているといわれていますので、食物繊維を補うには、キウイはおすすめの食材なんですね。
その他の血管に良い食材とは?
本多京子先生が、キウイフルーツ以外に血管に良い食材だというのが、次の水ダシと魚の缶詰です。
■水ダシ
料理に水ダシを使うことで旨味が効くので、塩は少なくて済みます。つまり、美味しく減塩できるということです。
水ダシの作り方はとても簡単です。
水の入ったペットボトルに昆布・煮干しを入れて一晩置けば完成です。
■魚の缶詰
魚は、缶詰を使用するという本多先生。どうしてかというと、魚の缶詰は、旬の脂ののった時に缶詰に加工されるからです。魚を缶詰にすることで、酸化していないEPA・DHAを摂ることができます。血管に良いといわれるEPA・DHAをしっかりとることができます。
魚の缶詰というと、時間が経っているので新鮮さに欠けるイメージですが、旬で捕れた魚をそのまま加工し密封した状態になっているんで、栄養はとても高いんですね。
まとめ
キウイフルーツの効果について紹介しました。
キウイフルーツは、単にフルーツの1つという認識でしたが、実はとても健康に良いフルーツなんですね。
血管に良く、しかもダイエット効果もあるんですね。
キウイフルーツを毎日食前に一つ食べるのは、おすすめですね♪