マイオカインは、筋肉から分泌される夢の万能ホルモンとして注目されています。テレビ朝日「グッドモーニング」7月3日で、マイオカインについて放送されましたので紹介したいと思います。
筋肉から分泌される夢の万能ホルモン「マイオカイン」とは?
夢の万能ホルモン「マイオカイン」が、今とても注目されています。マイオカインは注目のホルモンで、2017年の日本の学会でも初めてマイオカインをテーマに討論会が開催される予定です。
マイオカインとは?
2005年、デンマーク コペンハーゲン大学 ペデルセン教授の研究チームが、筋肉からホルモンが分泌されていることを発見しました。そのホルモンをマイオカインと名付けました。マイオカインは一つのホルモンではなく、筋肉から出るホルモンの総称です。現在、30種類程が知られています。
マイオカインは、どの筋肉から分泌されるの?
特定の筋肉から出るわけではなく、力こぶ・腹筋・太ももなど全身の骨格筋から分泌されます。
マイオカインが病気を予防?
このマイオカインがなぜ注目されているかというと、大腸がん、糖尿病、動脈硬化、認知症など様々な病気の予防に期待されているからなんです。
具体的には、次のような病気予防を示唆する研究報告がなされています。
大腸がん予防
大腸のがん細胞に対して自ら消滅するように働きかけるマイオカインがあることがわかりました。
糖尿病予防
肝臓の中の血液中にある糖や脂肪を分解するマイオカインがあることがわかりました。
動脈硬化予防
血管を若く保つマイオカインがあることがわかりました。
認知症予防
マイオカインによって認知機能を改善する物質が増加することがわかりました。
専門家によると、マイオカインの働きが完全に解明されれば、健康寿命が延び、医療費の大幅な削減にもつながる可能性があるといいます。
マイオカインは、健康を維持するために、今とても期待されているホルモンなんです。
筋肉不足に注意!
筋肉量は、30歳を過ぎて何もしないと毎年1%減少すると言われます。マイオカインは、筋肉から分泌されるホルモンです。筋肉が減少すれば、マイオカインの分泌も減少します。
最近の女子大生の約3割が、過度なダイエットなどが原因で筋肉不足と言われます。高齢者に限らず若い人でも筋肉不足は、要注意です。
マイオカインの増やし方は?
では、マイオカインの分泌を増やすにはどうしたらいいのか。
やはり、筋肉量を増やすことが有効と考えられています。筋肉量を増やすには、 食べ物と筋トレの両面から行うのがオススメです。
食べ物
たんぱく質が多く含まれる食べ物が、オススメです。
特に筋肉増加にオススメなのが、牛乳・チーズ・ヨーグルトなどの乳製品(乳たんぱく質)です。
この乳製品と一緒に食べると良いものが、はちみつ・チョコレート・砂糖などの糖です。
糖が、たんぱく質が筋肉にかわるのをサポートしてくれるからです。また、運動後1時間以内に食べるとより筋肉量アップ効果が期待できると言われています。
筋トレ
大きな筋肉がある下半身の筋肉を鍛えるのが効果的です。オススメは、インターバル速歩とつかまりスクワットです。
インターバル速歩
インターバル速歩は、信州大学 能勢博教授が考案した歩き方です。約3分間隔で、早歩きと通常の歩きを交互に繰り返します。
理想は、5回繰り返し計30分間です。これを週4日程行います。
早歩きは、ややきついなというくらいの速さです。最初は無理をせず出来る範囲から徐々に時間を増やしていくといいそうです。
つかまりスクワット
机などに手を置き、椅子に座るようにスクワットを10回行います。
目安は、時間を置いて1日3セットです。
後ろに椅子を置けば、転倒防止になります。
ライザップスタイルプログラム
おわりに「ライザップスタイルプログラム」を紹介します。筋トレといえば、あの「ライザップ」をイメージする方が多いかと思います。ライザップといえば、通常は、高額な費用を払ってトレーニングジムに通うことになりますが、それだけではありません。あの「ライザップ」を自宅に居ながら可能にできる「ライザップスタイルプログラム」というものがあります。
これなら、近くにライザップのジムがない、忙しくてジムに通う時間がない、自宅でトレーニングしたいといった方も大丈夫です。
手軽に実践できる内容になっており、価格も通うことに比べれは比較的リーズナブルです。詳しくは、公式サイトをご覧ください。
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