最近は、元気に長生きしたいということで健康寿命が注目を浴びています。
健康寿命とは、生活に制限なく元気で自立した生活が送れる期間のことです。
この健康寿命1位なのが静岡県です。
そこでTBS「ゲンキの時間」では静岡県の健康長寿の秘訣について紹介されましたので
取り上げてみました。
ちなみに健康寿命、2位は愛知県、3位は群馬県でした。静岡に近い地域なんですね。
静岡県の健康長寿の秘訣
静岡県民の健康長寿の理由の一つは、食材が豊かなことと温暖な気候にあるといいます。
さらに各市で健康長寿の取り組みが行われているところだといいます。
最初の理由は他の地域でも当てはまる地域がありそうなので納得の行く理由ではないですが、後の市を上げて取り組んでいるというのは他の地域ではないことかもしれませんね。
その取り組みが食事・運動・社会参加なんだそうです。
静岡の中でも特に力を入れている市が掛川市と藤枝市だといいます。
それぞれの市の取り組みとは?
掛川市は緑茶
掛川市はお茶の産地、掛川市の人は緑茶をたくさん飲むといいます。
やはり緑茶が健康長寿の秘訣の一つということでした。
緑茶の何か良いかというとカテキンがいいんだそうです。
カテキンは、風邪、歯周病予防などの抗菌・抗ウイルス作用、
花粉症予防などの抗アレルギー作用、動脈硬化、メタボ予防の脂肪吸収抑制作用などで
さらにがん細胞増殖抑制効果もあるのではないかと研究が進められているといいます。
掛川のお茶は、日照時間が長いためカテキンの量も多いといいます。
カテキンの量が多いと渋みも多くなるのでそれを緩和させる方法として蒸し時間を長くした深蒸し製法で作られるといいます。
また掛川の人は、茶葉まで全て飲み干すといいます。
これによりβカロテンやビタミンE、クロロフィルなど水に溶けない栄養素を摂ること
ができるので健康にいいといいます。
カテキンの効果を高めるにはお茶漬けにすると吸収が高まるのでオススメだといいます。
またビタミンAが豊富なシソ、ニンジン、かぼちゃなどと一緒にとってもカテキンの
効果を上げることが分かったそうです。
お茶だけでもいいですが、お茶漬けやシソなどと一緒に飲むことでさらに効果が
期待できるということですね。
緑茶を1日7杯以上飲む人は統計から長生きしているという結果がでているといいます。
カテキンといっても種類があり、熱いお茶で入れると炎症を抑える効果があり、
冷たい水で入れると免疫力向上の効果あるそうです。
またメタボ予備軍の人にお茶エキスカプセルを飲み続ける実験では、
悪玉コレステロールが減り、ウエストもダウンしたといいます。
とにかくカテキンは良いこと尽くめようです。
藤枝市は、健康スポット20選 バーチャルウォーキング 健康マイレージ
藤枝市は、圧倒的にメタボ率が低く、後期高齢者医療費も大変低く、
これは元気な高齢者が多いということも言えるといいます。
藤枝市が健康のため取り組んでいる一つが「健康スポット20選」の紹介。
もう一つが「バーチャルウォーキング」を呼ばれるもの。
万歩計を付けて生活し、1万歩歩いたら専用のイラストマップに
一コマ記入して観光名所を旅するというもの。
歩くことは認知症予防にもなり歩くことで健康維持を推進しているといいます。
健康寿命を伸ばすためには、歩くことがいいようですね。
さらに「健康マイレージ」と呼ばれるプロジェクトを行っているといいます。
これは、急須でいれた緑茶を1日3倍以上飲みますとか一口30回以上噛んで食べます
とか健康項目を実施したらポイントが加算され、100ポイントたまると
約650店で特典が受けられるというものなんだそうです。
藤枝市は、様々な取り組みを行っているんですね。
緑茶やウォーキングなど参考になるところは、取り入れたいですね。