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ダイエット

痩せる脂肪 褐色脂肪(ベージュ脂肪細胞)を増やす方法 寒冷刺激とトリップチャネル刺激食材 NHK美と若さの新常識

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やせる女性

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NHKBSテレビ「美と若さの新常識~カラダのヒミツ~」4月3日で、痩せる脂肪、褐色脂肪(ベージュ脂肪細胞)について放送されましたのでまとめてみました。

痩せる脂肪 褐色脂肪(ベージュ脂肪細胞)

脂肪というと、肥満の原因で、ダイエットの大敵です。あまりいいイメージはありませんよね。

でも脂肪細胞の中でも、痩せる働きがある良い脂肪があるんですね。

それが、褐色脂肪細胞と呼ばれる脂肪細胞です。

脂肪細胞は、基本的には白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞の2つがあります。これは、人に限らず哺乳類にすべてあります。2つの脂肪細胞は、色も形も違います。

一般的に脂肪というと脂の塊の白色脂肪細胞のほうをイメージします。

褐色脂肪細胞の方も、脂を持っていますがヒーターも持っています。寒い時に、自身の脂肪を燃やし体温を上げます。さらに足りない時は、白色脂肪細胞も燃焼させる働きがあります。

これが痩せること、つまりダイエットにつながります。

褐色脂肪細胞は、ダイエットなどでよく出てくる細胞なのでご存知の方も多いのではないでしょうか。私も何度か聞いたことがある細胞です。

褐色脂肪細胞は、鎖骨付近に多く存在します。理由は明確に分かっていませんが、血管が多く存在する場所で、おそらく血液の温めるためではなないかと考えられています。

褐色脂肪細胞は、赤ちゃんの頃にたくさん存在しますが、年齢と共に少なくなります。

なぜ、赤ちゃんに多いかというと、寒さ対策として多いと考えられています。大人は寒いとブルブル震えて熱を作り出しますが、赤ちゃんはうまく震えることができません。その代わり多くの褐色脂肪細胞のよって熱を作り出します。

この褐色脂肪細胞、60代になるとほとんど無くなります。そして、残念ながら増えることはないと考えられています。

でも減り方には個人差があり、中には大人になっても多く残っている人もいるそうです。大人になっても全然太らない人に多い傾向があるようです。

褐色脂肪細胞は、増えないということでガッカリした人がいたかと思いますが、褐色脂肪細胞と同様の働きをする脂肪細胞があることが最近の研究で分かりました。2012年の論文で発表されたものです。その脂肪細胞とは、ベージュ脂肪細胞と呼ばれるものです。

ベージュ脂肪細胞は、白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞の中間をとって名付けられました。このベージュ脂肪細胞は、白色脂肪細胞が元になって生まれます。

生まれ方には、2つのルートがあると考えられています。

一つは、白色脂肪細胞自体がベージュ脂肪細胞になるというもの。

そしてもう一つは、白色脂肪細胞の赤ちゃんがベージュ脂肪細胞になるというものです。

ベージュ脂肪細胞も赤ちゃんに多かった褐色脂肪細胞と同様にヒーターとして働くことが分かってきています。このベージュ脂肪細胞と赤ちゃんに多かった褐色脂肪細を合わせて褐色脂肪と呼ばれています。

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褐色脂肪(ベージュ脂肪細胞)を増やす方法

赤ちゃんに多かった褐色脂肪細胞と違い、このベージュ脂肪細胞は、なんと増やすことができるのです。
どのようにしたら増やすことができるのかは、今、世界中の科学者が研究していますが、これまでに分かっている増やし方があります。

寒冷刺激

その一つが、寒冷刺激を与えることです。

番組では、実際に寒冷刺激を与えることで、褐色脂肪が増えるかどうか実験を行いました。
行った実験は、保冷剤が入ったアイスベルトを毎日2時間、首に巻くというものです。
検証期間は1週間、真冬の2月に太りやすいという4人の女性に行ってもらいました。
その結果、寒冷刺激によるサーモグラフィーでは、褐色脂肪の量の目安である黄色や赤色が増えていることが確認されました。体脂肪率も4人中、3人が減少してました。

これはあくまで実験で、冷やし過ぎは血圧が変動するので予期せぬ病気にもなることがあります。身体の冷やし過ぎには十分注意が必要です。

この褐色脂肪は、次のような寒さ対策をしない生活習慣で活性化するとも言われています。寒冷刺激は、これくらいにとどめておいたほうがいいのかもしれません。

  • 胸元のあいた服が好き
  • マフラーはあまりしない
  • 暖房はほとんど使わない

他にも水泳など寒さを感じる運動もおすすめだそうです。
さらに褐色脂肪は、脂肪を燃やす肥満対策だけでなく、糖尿病や心不全の予防など健康寿命を伸ばす可能性もある考えられています。

食べ物でトリップチャネルを刺激

褐色脂肪を活性化させるには、寒冷刺激だけではありません。

食べ物でトリップチャネルを刺激させることで褐色脂肪を活性化できることが分かっています。

トリップチャネルとは
私たちが肌で寒さを感じるのは、皮膚表面に温度センサーがあるからです。
その温度センサーを、トリップチャネルといいます。
トリップチャネルは、口腔内や胃や腸な消化器官など身体の中にも存在します。

褐色脂肪を刺激するトリップチャネルは、3種類あることがわかっています。

■トリップV1を刺激する食材

とうがらしのカプサイシン、黒こしょう・しょうがに含まれる成分
青魚(いわし・サバ・まぐろのトロ)などに多く含まれるDHA、EPA

■トリップM8を刺激する食材

ミントのメントール、ペパーミントのメンチル乳酸

■トリップA1を刺激する食材

たまねぎ、にんいく、和からし、わざびに含まれる辛み成分
シナモンに含まれる成分、緑茶のカテキン

これらの食材を組み合わせてとると、褐色脂肪の活性化が期待できる可能性があります。
これらの食材は、マウスの実験によって活性化が確認されています。
緑茶のカテキンにおいては、人で活性化することが証明されています。
目安の量は、1日5~6杯です。

今回出演の食育インストラクター和田明日香さんに、褐色脂肪細胞を活性化させるトリップチャネルを刺激する食材を使ったレシピを考えてもらいました。
考案したレシピは全部で3品(アジアン漬けプレート・たまねぎまんまスープ・たまねぎたっぷりいわしの南蛮漬け)です。
レシピは、番組ホームページのこちらで紹介されています。

まとめ・感想

寒さを感じることは、褐色脂肪を活性化させ、痩せることにつながるんですね。
褐色脂肪を増やすことは、健康にもつながる可能性があるので、寒さを感じることは悪くない感じですね。

青魚DHA、EPAや緑茶のカテキンは、健康食材の常連のようなものですが、褐色脂肪の活性化にも出てくる、すごい食材なんですね。

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