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脳を再生する薬SB623とは サンバイオSanBio・実用化はいつ?

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脳

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BS-TBSテレビ「若返り医療最前線」で放送された、脳を再生する薬SB623についてまとめてみました。

脳を再生する薬SB623とは?

これまで、大人の脳細胞は一度死んだら再生しないといわれてきました。

しかし、その常識を覆すまったく新しい薬が生まれました。

それが、世界初の脳を再生する薬「SB623」です。

それも日本人のベンチャー企業によって開発されました。

そのベンチャー企業とは、サンバイオ(SanBio)という会社です。

東京に本社があり、研究拠点は、アメリカ・カリフォルニア州のIT・ハイテク企業が集まるシリコンバレーにあります。

小さな研究所から創業したというサンバイオの社長は、東京大学農学部卒の森敬太さんという方です。キリンビールを退職して、立ち上げた会社だそうです。

脳を再生する薬「SB623」は、幹細胞をもとに作られています。

幹細胞とは
幹細胞は、様々な細胞に変わる性質を持つ細胞。組織や臓器に成長する(分化する)元となる細胞で、それぞれの臓器で固有に存在する。

SB623は、骨髄液から取り出した幹細胞にバイオ技術を使った特別な技術を処置を施したものです。容器1本に、SB623細胞という再生細胞薬が数百万個入ってるといいます。

SB623は、-196度で冷凍保存されています。

SB623は、解凍させて、蘇らせたのち、脳の中の患部に注射で直接投与します。

そうすると、脳内のわずかな幹細胞に栄養分が送り届けられ、やがて幹細胞が新たな神経細胞へと成長して脳を再生させます。

SB623は、患者のわずかに残っている再生機能に働きかけて、再生機能をフルに引き出すというものです。

脳梗塞を発症したマウスの脳による実験では、SB623を投与することで、死滅した細胞が減り、正常な細胞が増加することが認められました。

これまで、再生することはないといわれた脳細胞が再生したわけです。

さらに再生した細胞が、新たなネットワークを脳内に構築していることも確かめられました。これにより情報伝達がスムーズに行われ運動機能の回復が見込まれます。

臨床試験は、2011年スタンフォード大学で初めて行われました。

対象者は、脳梗塞を発症してから半年以上経った慢性期の患者18人です。リハビリをしても回復が望めない方たちです。

臨床試験の結果、副作用はほとんどないことがわかりました。約1ヶ月後に回復が始まり、18人中14人に著しい回復がみられる結果となりました。

臨床試験を担当した脳神経外科の権威、スタインバーグ医師もこの結果には驚いたといいます。特に驚異的に回復した2人の患者を奇跡の患者と呼んでいるそうです。

その奇跡の患者の一人の方は、投与翌日には、これまで上がらなかった右腕が、真上まで上がり回すことまでできるようになり、言語障害も著しく回復したという方です。

これまで大人の脳が再生しないといわれた理由は、大人の脳には幹細胞が存在しないと考えられてきたからです。しかし、慶應義塾大学 教授 岡野栄之さんによって、その考えは覆されました。1998年、岡野さんが世界で初めて、大人の脳に幹細胞があることを突き止めました。これにより、脳の幹細胞治療の可能性がでてきたわけです。

この発見で、いち早く製薬化を申し出たのがサンバイオの森社長でした。
SB623は、産学連携で生まれた薬なんですね。

Q.SB623の実用化はいつ?

現在、実用化に向け、今最終段階に入ってるそうです。
アメリカと日本で大規模に治験が始まり、2017年12月12日、横浜市立大学附属病院で投与あり・なしのグループで薬の効果を比較する治験が実施されました。

早ければ、数年後、一般の患者のもとに届くかもしれないということでした。

サンバイオ(SanBio)の脳を再生する薬「SB623」の紹介動画です

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まとめ・感想

脳の頭蓋骨に穴を開けて注射で直接投与するというのは大変なように思いますが、副作用はほとんどないそうですし、驚異的に回復する方もいるということなので、早期実用化が望まれるところですね。

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