テレビ朝日「たけしのみんなの家庭の医学」身体老けないSP(2月17日)で、腸を若返らせる温泉が紹介されました。腸を若返らせる温泉とは、便秘を改善する温泉のこと。
解説:国際医療福祉大学 教授 前田眞治先生
二酸化炭素泉(炭酸泉)の便秘改善効果
便秘に効果があるというのが二酸化炭素泉(炭酸泉)。しかも温泉に浸かるのではなく飲むという飲泉と呼ばれるものです。
二酸化炭素泉を飲むと、二酸化炭素泉が胃の毛細血管に入り込み、二酸化炭素の作用で血管が広がり血流が増加します。その結果、胃の動きが活発になり腸の動きも活発になり便秘解消に効果があるといいます。
ただし、飲むことができるのは保健所の許可が下りた温泉だけです。
二酸化炭素泉(炭酸泉)とは
火山活動などで地中の二酸化炭素(炭酸ガス)が水に溶け込んだ温泉のこと。
有名な二酸化炭素泉の温泉は、大分県長湯温泉・兵庫県吉川温泉・青森県みちのく温泉。
二酸化炭素泉の飲み方
飲むのは、朝食前、昼食前、夕食前、就寝前の1日4回飲む。
1回の量はコップ1杯(150ml)程度まで。
人により効果は違うが飲み続ければ便秘が解消されるといいます。
便秘改善プロジェクト
今回、便秘歴14年の便秘に悩む元宝塚 愛華みれさんに、腸を若返らせる温泉に挑戦してもらいました。
愛華さんには、二酸化炭素泉の温泉に1泊だけ滞在し、その後は配達した温泉を飲んでもらうことに。
今回の温泉は塩原温泉のゑびすや。約1200年前に発見された源泉を使い明治40年に創業の胃腸に効く温泉。大正時代には、温泉を煮詰めたものが胃腸薬も販売。
飲泉の味は、愛華さんによると炭酸の何かが抜けたときにする味だとか。
結果
愛華さん初日よりいきなりお通じがありその後も連続5日間あり、見事に便秘が解消されました。
お通じ 1回 3回 1回 1回 1回
すごい効果ですが、通常の炭酸飲料とは違うということなんでしょうね。