フジテレビ「バイキング」1月12日ひるたつのコーナーで、予防医学のエキスパートである仙台医健専門学校 基礎医学講師 医学博士 川上智史先生より冬バテの原因・症状・解消法が紹介されましたのでまとめてみました。
冬バテの症状・原因
夏バテはよく聞きますが、冬バテというものがあるそうです。あまり聞き慣れないものですが、実は、冬バテは夏バテよりも怖いといいます。放って置くと最悪の場合は、心筋梗塞や脳卒中を招くこともあるといいます。
冬に起こりやすい心筋梗塞や脳卒中の原因の一つに、冬バテがあると考えられています。
冬バテの主な症状としては、冬太り、睡眠障害、長引く風邪の3つです。
冬バテの主な原因は、自律神経の乱れと考えられています。自律神経には交感神経と副交感神経があり、この2つは、1:1の状態がベストだと考えられています。
交感神経が高いと興奮状態で、副交感神経が高いとリラックス状態にあります。
なぜ冬バテになると心筋梗塞や脳卒中を招きやすくなるのか?
冬バテは自律神経の乱れで、自律神経は血管の伸び縮みの調整や体温の調節に関わっています。交感神経の働きが強く働きすぎると血管を収縮し過ぎて心臓や脳にダメージを与えやすくなるためです。
冬バテの改善法
冬バテの改善法としては、冬バテの主な症状を改善させることです。
■冬太り対策
冬太りを防ぐには噛む回数を増やすことです。目安は1口20回以上です。
これにより満腹中枢を刺激しドカ食いを防ぐことができ冬太りを改善することができます。
また噛むことで副交感神経を高まり、体温を上げることにもつながります。
■睡眠障害対策
寝る1時間ほど前に約40度のぬるま湯に15分以上浸かることです。
半身浴ではなく全身浴で肩まで浸かり体温を上げます。
これにより副交感神経が優位になり、寝つきがよくなります。
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■長引く風邪対策
風邪が長引くというのは免疫力が低下していることが考えられます。
免疫力を上げることが重要です。
免疫力を上げる方法として様々な方法がありますが、その中でも
オススメの方法としてはALAを多く含む食べ物を食べることです。
ALAとは
ALAとは、アミノ酸の一種で5-アミノレブリン酸の略称です。このALAには、ミトコンドリア機能を活性化する働きがあり疲労回復効果が期待できます。さらに免疫力を上げるという働きがあるとも考えられています。ALAを多く含む食べ物は、納豆、ピーマン、ほうれんそう、バナナ、タコ、イカなどがあります。
オススメはALAが多く含まれるタコを使った「タコキムチ丼」です。
キムチによって身体を温め、鉄分が多いアサリを入れることでALAの吸収がアップします。
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■ゴルフボールマッサージ
冬バテ対策にはゴルフボールマッサージがオススメです。
ゴルフボールマッサージのやり方はとても簡単です。
ゴルフボールを床に置き、足の裏でコロコロ転がし足裏を刺激します。
痛気持い程度に30秒、左右どちらでも片足だけでOKです。
ゴルフボールマッサージは、副交感神経を高める即効性があるようです。
今回、番組では自律神経を計測して、冬バテの危険度を計測しました。
その結果、MCの坂上忍さんが数値が66で交感神経がかなり優位の冬バテのリスクが高いことがわかりました。
そこでゴルフボールマッサージを行ったところ
+66 → +36(-30)に下がりました。
副交感神経を高めたい時は、ゴルフボールマッサージがいいようです。