テレビ朝日「たけしのみんなの家庭の医学」2月9日で、心筋梗塞を防ぐ方法について放送されましたので紹介したいと思います。今回、教えてくれる先生は、この分野のエキスパートである国立循環器研究センター 野口暉夫医師です。
心筋梗塞に危険な光るプラークとは
寒い季節は、心筋梗塞が増える季節でもあります。心筋梗塞は、血管にたまったプラークが何らかの原因で破裂して血管が詰まり起こると言われています。この冠動脈にできるプラーク、最近の研究で心筋梗塞を起こしやすいプラークと起こしにくいプラークがあることが分かったといいます。その違いは、MRI検査で光るかどうかの違いです。破裂しやすいプラークはMRI検査で白く光っているといいます。白く光るプラークは血管にたまったコレステロールです。柔らかいため破裂しやすいといいます。
※光るプラークが見つかった3割の方は5年以内に狭心症・心筋梗塞を発症するという調査があります。
では、光るプラークがある人とはどんな人か?
悪玉コレステロールと善玉コレステロールの比率が重要だといいます。悪玉コレステロールは、肝臓で作られ血液によって全身に運ばれます。悪玉コレステロールは、体に必要なものですが、多すぎると血液中に取り残されて血管に入り込みプラークを作ります。善玉コレステロールは、悪玉コレステロールを回収するコレステロールです。つまりこの2つのコレステロールの比率が良ければプラークはできないということです。光るプラークができる比率は、悪玉コレステロールが高く、善玉コレステロールが低い場合で、以下の数値以上の場合は注意が必要です。
悪玉/善玉比=2.5以上
血液検査で自分の悪玉コレステロールと善玉コレステロール比を知ることで、心筋梗塞の発症リスクの目安が分かります。
悪玉/善玉比=2.5以上に加え、さらに血圧が高い、血糖値が高い、喫煙している人は、心筋梗塞のリスクは高くなるといいます。
悪玉/善玉比を下げる方法
もし悪玉/善玉比が2.5以上だった場合でも、比率を下げれば、善玉コレステロールが血管にできたプラーク内のコレステロールを回収して心筋梗塞のリスクを下げることができるといいます。悪玉/善玉比を下げるには、悪玉コレステロールを減らして、善玉コレステロールを増やすことです。具体的にどうすればいいかというと以下の2点です。
1.悪玉コレステロールを減らすには、水溶性食物繊維を多く摂ること
水溶性食物繊維は悪玉を包み込み便として排出してくれる
1日8g以上の水溶性食物繊維を摂る
2.善玉コレステロールを増やすには、ウォーキングをすること
ウォーキングをすることで善玉を増やすホルモンが活性化
1日8000歩以上歩く
ただし善玉コレステロールはすぐに増えないので、悪玉/善玉比が悪い人は、まずは悪玉コレステロールを減らすために水溶性食物繊維を多く摂ることから始めたほうがいいといいます。
検証実験
今回、番組では検証実験として悪玉/善玉比が高かった女性(52歳)に今回の2点の改善法を10日間行ってもらいました。
1日8g以上の水溶性食物繊維は納豆なら5パックです。
順天堂大学練馬病院 管理栄養士 高橋徳江先生による水溶性食物繊維が多い食材のリスト
小麦、押麦、ライ麦、オクラ、にんにく、ごぼう、かんぴょう、アボカド、かぼちゃ、にんじん、なめ茸、なめこ、えのき茸、梅干し、切干し大根、ゴマ、ひじき、海苔、ワカメ、粉寒天
<例>
1.梅干し&ゴマの海苔で巻いたおにぎり
2.スモークサーモンとアボカドをわさびマヨネーズで和え海苔をかけたサラダ
3.にんじんとワカメの味噌汁
4.オクラのせ冷奴
5.えのき茸とひじきのモダン焼き。粉寒天を入れるのがポイント
6.押麦とオクラの味噌汁
7.にんにくの芽と牛肉のオイスター炒め
8.かんぴょうとにんじんのきんぴら
9.わかめとなめこの味噌汁
10.粉寒天を入れて炊いたご飯
※水溶性食物繊維が豊富な粉寒天が裏ワザ食材。8割が水溶性食物繊維なのでスプーン1杯分で水溶性食物繊維1g。スープやご飯を炊くときに入れて摂取できる便利食材
開始前 | 10日後 | |
---|---|---|
悪玉/善玉比 | 181/56=3.2 | 165/55=3.0 |
善玉コレステロールは、短期間だったので変わりませんでしたが、わずか10日間で悪玉コレステロールは減る結果となりました。
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最後に悪玉コレステロールを下げると評判の「緑でサラナ」を紹介します。「緑でサラナ」は、あのサンスターのトクホの野菜ジュースです。累計1億本突破の爆売れ人気商品です。今なら、10%OFFの送料無料でお得に試すことができます。
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