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寒暖差疲労とは 対策には自律神経を整える目元温め法・指先揉み法・複式呼吸 川嶋朗先生 ゲンキの時間

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TBSテレビ「ゲンキの時間」3月18日で寒暖差疲労について取り上げられましたのでまとめてみました。解説してくれた先生は、寒暖差疲労に詳しい東京有明医療大学 教授 川嶋朗先生です。

寒暖差疲労とは

春といえば、暖かくなり過ごしやすい季節というイメージがあります。
でもなぜか、春先は体調を崩す人が増える季節でもあります。
その原因として、一番可能性があるのが、「寒暖差疲労」です。
春は、実は1日の寒暖差がとても激しい時期なんですね。
昼は、ぽかぽか暖かくても、朝晩は冷え込むことが、珍しくありません。
1日の気温差が10℃以上ある日は、多い時期です。
昨年、東京の4月では、実に月の半分の15日が10℃以上寒暖差がありました。
ある首都圏のアンケートでは、この時期なんと9割以上の男女が不調を感じたことがあると答えました。

でもなぜ、寒暖差が激しいと体調を崩しやすいのか?
それには、活性酸素が関係していました。

活性酸素とは
殺菌力が強く細菌などを撃退する役目がある物質です。
ただし、増えすぎると正常な細胞も攻撃して人体を酸化させて害を及ぼすこともある物質です。

寒暖差が激しいと活性酸素が増えてきます。
これは、今回実験でも確かめられました。
でもなぜ、増えるのかというと、自律神経が関わっています。
自律神経は、緊張状態で優位になる交感神経と、リラックス状態で優位になる副交感神経からなります。
寒いと交感神経が優位になり、暖かいと副交感神経が優位になりますが、寒暖差が激しくなると、この自律神経が乱れてきます。自律神経が乱れることで活性酸素が増えます。
活性酸素が増えることで体調も崩れてしまうわけです。

さらに春は、寒暖差以外にも、気圧の変化、仕事の異動や転勤によるストレスなどでも自律神経を乱す要因となり体調を崩すことになります。

また、寒暖差が激しいこの時期、鼻水が出るといった症状が出たります。
これは、血管運動性鼻炎と呼ばれるものです。
血管運動性鼻炎は、自律神経の乱れにより鼻の機能がおかしくなり鼻水が出るなどの症状を引き起こします。
血管運動性鼻炎の主な特徴としては、次のことがあげられます。

・冷え込んだ夜の翌朝に症状が出る
・発熱がない
・目がかゆかったり充血しない

つまり、風邪や花粉症ではないのに鼻水がでるというものです。

このように春は、自律神経の乱れには注意が必要で、自律神経の乱れは体に不調をもたらすわけですね。
でも、この自律神経の乱れによる不調を軽くみてはいけません。それは、気管支ぜんそくやアトピー性皮膚炎のようなアレルギーを悪化させたり、最悪、うつ病も引き起こすこともあるからです。

では、どんな人が寒暖差の影響を受けやすいのか?
寒暖差の影響を受けやすいかどうかは、体質もありますが、生活習慣も多く影響します。
寒暖差に弱い人の特徴として次のことがあげられます。

●寒暖差に弱い人の特徴
1.手足が冷たく感じることが多い
2.熱中症にかかったことがある
3.普段の生活が不規則
4.お酒を週2回以上で飲む量が多い
5.ストレスや心配事を抱えている

4のお酒の量が多いというのは、余分なエネルギーを消費するため寒暖差に弱くなります。
1、2の冷え性や熱中症は、体質的に寒暖差に弱いということです。
3の生活が不規則なのは、自律神経が乱れやすくなるからです。
5のストレスは、交感神経が優位になりすぎて自律神経を上手く調節できなくなるからです。

寒暖差疲労対策

では、寒暖差疲労にならないためにはどうしたらいいのでしょうか。
それは、自律神経を整えることなんです。
そこで、自律神経を整える次の3つの方法が寒暖差疲労の予防対策には有効です。
どれも副交感神経を優位させるものです。
現代社会はストレス社会で交感神経が優位な状態なので副交感神経を優位にさせることで自律神経が整えられます。

1.目元温め法

目の奥には動眼神経という脳神経があります。
この神経は副交感神経で、この神経を刺激することで副交感神経にスイッチが入ります。
目元温め法で温めることで、副交感神経スイッチが入り優位になります。

<やり方>
(1) タオルを水で濡らし、軽く絞る。
(2) 電子レンジ500Wで約40秒温める。
(3) 40℃ほどの熱さになったタオルを目の上に2分間のせる。

実際、男女2人にやってもらったところどちらも副交感神経が優位になりました。
これを寝る前に行うと翌日の化粧のりが良くなるといった効果もあるそうですよ。

2.指先揉み法

指の爪の生え際には、井穴(せいけつ)というツボがあります。
このツボを刺激することで血管が広がり、血流が良くなることで身体全体が温まりリラックスします。

<やり方>
(1) 爪の両側を指で強めに挟み、左右にひねる。
(2) 指1本に対し10~20秒行う。
指揉み法

実は、井穴(せいけつ)の薬指は交感神経のスイッチでそれ以外の指は副交感神経のスイッチです。
井穴
副交感神経を優位にするには、薬指を除いて行い、シャキっとした時は、薬指を揉むと良いそうです。

3.複式呼吸

深い呼吸である複式呼吸の息を吐くことで、副交感神経を優位にするスイッチが入ります。

<やり方>
(1) 椅子に座り両手をお腹の上に置く
(2) お腹を膨らませ手があがるように息を3秒吸って6秒で吐く
複式呼吸

横になって仰向けになって行ってもOKです。

その他には、根本的な体質を改善するために適度な運動がおすすめです。
適度な運動とは、自分にとって少しきつい運動です。
例えば、次のようなことです。

・1.5倍のスピードで歩く
・階段を使う
・電車などでは座らない

寒暖差疲労対策には、副交感神経を優位にさせることがいいようですね。
春は、リラックスした時間をちょっと増やすといいのかもしれませんね。

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