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がんの超早期発見最前線 血液のマイクロRNA・におい・唾液 クローズアップ現代で紹介

      2017/09/22

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がんの超早期発見最前線

ここ最近、テレビやネットで、簡単な血液や唾液などの検査でがんを早期発見する様々な技術が紹介されるようになってきました。NHKテレビ「クローズアップ現代」6月30日でもがんを超早期に発見する技術や課題が取り上げられましたので紹介したいと思います。
今回、がんの超早期発見で取り上げらた技術は主に3つです。その技術についてまとめてみました。

血液のマイクロRNAでがんの超早期発見

この血液検査によるがんの超早期発見法は、国家プロジェクトとして行われているもので「体液中マイクロRNA測定技術基盤開発」と呼ばれるプロジェクトです。国立がん研究センターを拠点として9つの大学と6つ民間企業によって行われています。このプロジェクトは2014年から開始されており、5年後の2018年までにがんの早期発見システムの実用化を目指したものです。開始された去年は、ニュースでも取り上げられ話題となりました。

血液から13種類のがん診断 がんセンターなど実用化へ
www.sankei.com/life/news/140818/lif1408180021-n1.html

このシステムではどうやってがんを早期発見するのか?カギを握るのが血液中のマイクロRNAと呼ばれる物質です。がんになるとがん細胞からごく初期の段階で特有のマイクロRNAが出てくるそうです。さらにこのマイクロRNAのタイプもがんができる臓器によって異なるんだそうです。つまり、血液検査でがん特有のマイクロRNAがあるかどうか検査することでその人がどんながんにかかっているのか分かるというものです。現在約7万人のがん患者の血液分析が進められており、まもなく大腸がんと乳がんのマイクロRNAが特定されるそうです。特定しようするがんは食道がん、肺がん、胃がん、肝臓がん、胆道がん、前立腺がん、乳がん、大腸がん、すい臓がん、ぼうこうがん、卵巣がん、神経膠腫、肉腫の全部で13種です。血液中のマイクロRNAを調べることでこれらすべてのがんを超早期の段階で発見することができるということです。マイクロRNAからは、がんがあるかどうかだけでなく、初期かどうか、転移があるかどうかまで分かるようです。
では精度はどの程度なのか?精度は非常に高いようです。乳がんにおいて90%の診断ができるというデータがあるそうです。
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においでがんの超早期発見

においでがんを早期に発見しようとする研究も進めらています。行っているのは東京医科歯科大学 三林浩二教授の研究室。がんには特有のにおい成分があり、手のひらからもがんのにおいがしみだしているんだそうです。検査方法は、手のひらをセンサーにかざし、そこから出るがんのにおい成分を検出し、がんを早期発見しようというもの。探嗅カメラというものでにおいの可視化もできるようです。現在、どの段階まで来ているのかの情報はありませんでした。まだまだ先の話なのかもしれません。
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においでがんを発見するといえば線虫を使ったものやがん探知犬の研究が一時話題となりましたね。こちらも実用化への研究は進められているようです。

探知犬使いがん検診 日本医科大など試験導入へ
www.nikkei.com/article/DGXLASGG01H4F_S5A500C1MM0000/
がん診断、尿1滴で=線虫の習性利用-10年後の実用化目指す・九大など
www.jiji.com/jc/zc?k=201503/2015031200036

唾液でがんの超早期発見

唾液に含まれる成分を分析してがんを超早期発見する方法です。慶應義塾大学先端生命科学研究所が行っている研究です。唾液からどうやって早期に発見するのか。この研究所ではこれまで3000人分の唾液の分析データがあります。そのビッグデータをもとに早期発見しようというものです。唾液の分析データというのは、最新の質量分析計を使って唾液に含まれる500以上の成分を解析し一つ一つの成分濃度を計測されたものです。このデータを分析するとがん患者と健常者とは、複数の成分で濃度に違いが出ることが分かったそうです。この違いはパターンがあり、がんの種類によっても違うそうです。つまり検査した唾液のデータとこのビッグデータとを照らし合わせて判断するようです。がんのリスク度合いは、多変量解析の重回帰分析が使われているようです。

この唾液検査で、がんの可能性が高いという結果がでた男性(70代)の方が、精密検査をしたところ、ステージ0の大腸がんが見つかったそうです。既にがんの早期発見に成功した例もでてきているようです。
ただ、こうした例もでてきていますが、まだスクリーニングの状態のようで実用化になるまでには先のようです。

がんが早期過ぎる問題と治療法が確立されていない問題

一部の医療機関では、がんのマイクロRNA検査の実用化が始まっています。これはベンチャー企業 株式会社ミルテルが行っているミアテストと呼ばれる検査のようです。現在は、乳がん、膵臓、アルツハイマーの超早期診断が可能。
株式会社ミルテル(検査機関・病院施設一覧あり)
www.mirtel.co.jp/

番組では、日下医院(広島県呉市)でがんのマイクロRNA検査を受けた男性(40代)を取材。検査料金は3万円。結果は、C判定の膵臓がんの可能性がやや高いレベルでした。
そこですぐに膵臓がんがあるかどうか超音波検査を受診。しかしがんは見つかりませんでした。結局、経過観察となりました。マイクロRNAが出ているのでがん細胞はあるが見えないレベルだということのようです。

また、このマイクロRNA検査は、アルツハイマーの超早期診断も可能だということです。アルツハイマーでも特有のマイクロRNAが出るそうです。番組では、浦田クリニック(富山県魚津市)でマイクロRNA検査を受けた男性(60代)を取材。アルツハイマー病でC判定の結果に。つまり今後アルツハイマーが発症するリスクが高いという結果となりました。

どちらのケースもリスクが高いという結果がでているのに今のところ有効な治療法がないというものでした。もどかしい不安な日々を過ごすことになります。超早期発見できるがゆえの今までにない問題がでてきました。
では、どうしたらいいのか?現状は、このようなケースもあるということを理解して受けるしかないようです。
一番良いのは、超早期の段階でも治療方法が確立していることですね。簡単に薬や注射などで治療できる時代が来ることを期待したいものです。

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