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睡眠

デルタパワーが血糖値を下げる 熟睡(睡眠薬)が効果的 NHKガッテン

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NHKテレビ「ガッテン」2月22日で血糖値を下げるデルタパワーについて放送されましたので紹介したいと思います。

デルタパワーについて解説してくれる先生は糖尿病治療のスペシャリスト、大阪市立大学医学部附属病院 稲葉雅章医師です。

デルタパワーが血糖値を下げる 熟睡(睡眠薬)が効果的

血糖値を下げる方法としてデルタパワーがあるといいます。

このデルタパワーは、今医学会が注目しているパワーなんです。

今まで何をやっても血糖値が下がらなかった人もデルタパワーによって血糖値を下げた人がでてきました。

デルタパワーとは、一体何なのか?

実は、デルタパワーとは元々人が持っているもので脳波の中のデルタ波の量を示すものです。


脳波には、次の4つがあります。

アルファ波 … リラックス
ベータ波 …… 集中
シータ波 …… 瞑想
デルタ波 …… 熟睡

右に示したのは出るときの状態ですが、デルタ波は熟睡状態のときに出る脳波です。

稲葉医師によると糖尿病患者の方でデルタパワー(デルタ波の量)が少ない方は、熟睡していない方だといいます。メカニズムは次の通りです。


血糖値が上がると交感神経が優位になります。そうすると興奮状態になり熟睡できません。熟睡できないと脳はストレスを感じストレスホルモンを出します。その結果血糖値が上がります。つまり、血糖値が上がる負のサイクルに入ります。

ではどうしたら熟睡できるのか?

最新の睡眠薬を飲むことで熟睡することができるといいます。これによりデルタ波の量が増えてデルタパワーがでてきます。そうするとストレスホルモンが減り血糖値が下がります。血糖値が下がると交感神経も下がり、熟睡しやすくなります。

つまり、熟睡できれば、負のサイクルが良いサイクルになります。デルタパワーが出れば、糖尿病予防もできるといいます。


2014年に発売された最新の睡眠薬オレキシン受容体拮抗薬(商品名:ベルソムラ)は、脳の睡眠ホルモンだけに作用し自然な深い眠りをもたらし副作用もとても少ない睡眠薬です。

睡眠障害の方は糖尿病の発症率は2倍になっているというデータもあります。
睡眠薬を使うことで糖尿病予防にもなります。
また、糖尿病の方には睡眠障害を自覚していない方も多いといいます。

熟睡 Q&A

どうしたら熟睡しているかどうか気づけるか?
日中に眠気を生じ1時間以上昼寝をしたり、仕事ができないくらい強い眠気がある場合は、熟睡していないと思われます。この場合、睡眠外来の医師に相談するのが良いそうです。

寝酒はいいの?
寝つけはいいですが、睡眠のデルタパワーが極端に下がるので良くありません。

寝る直前の夜食は?
こちらもデルタパワーが下がりますので、続けると将来糖尿病のリスクが上がります。
寝る前、3時間は食べないことです。

理想の睡眠時間は?
これまでは7時間30分が理想の睡眠時間と言われていましたが、実験により
8時間30分が必要だということが分かってきました。
インスリンの分泌能が8時間30分の睡眠により上がることが分かりました。
インスリンの分泌能とは、膵臓がインスリンを生み出す能力のことです。
この能力がアップすることは糖尿病になりにくいと考えられます。

熟睡対策法

週末、寝だめをするのは、睡眠不足の負債を返しているものと考えられます。

寝だめが3時間を超えると普段の睡眠が足りないと考えられます。

日本人は、年々睡眠時間が減ってきていますが、実は睡眠が足りない状態になっていると考えられるようです。

できるだけ熟睡することが重要のようです。

そこで熟睡するための緊張をほぐす筋弛緩法です。

副交感神経が優位になり睡眠の質が良くなる効果が期待できます。

■筋弛緩法
(1) 椅子に浅く座り軽く目を閉じ、手を握り脇をしめて二の腕に力をいれる。肩甲骨を寄せて肩を上げる。足も上げる。体全体に6~7割の力を込めて5秒間キープ。

(2) ストーンと力を抜く。20~30秒間ほど筋肉がじわじわする感じを味わう。

2~3回ほど繰り返す。

※寝室以外の場所で行います。体や腰に痛みや負担を感じる場合は無理をしないで下さい。

─ 追記 ─
ガッテン!では、今回の番組放送で説明不十分な点と行き過ぎた表現があったことを、お詫びしましたのでその内容を紹介します。

番組では、糖尿病の方の中には、睡眠障害の方がいて、その方には睡眠薬によって睡眠障害を治療することで、血糖値も改善できる可能性があるということを紹介しました。

このことが、あたかも睡眠薬で糖尿病が改善できると思わせることになってしまいました。
糖尿病の治療に睡眠薬を使うことは認められていません。

睡眠薬は、あくまでも睡眠障害の方に処方されるものだということです。

また睡眠薬もオレキシン受容体拮抗薬が副作用が少なく、効果があるかのように紹介しました。しかし、睡眠薬にはGABA受容体作動薬やメラトニン受容体作動薬もあります。どの睡眠薬がよいとは一概には言えないということでした。

オレキシン受容体拮抗薬にも副作用が報告されており、慎重な取り扱いが必要だといいます。
また、番組後半の睡眠時間と糖尿病の関係では、睡眠時間の長さが重要なのに睡眠の深さに関係があるかのように紹介したこともお詫びしています。

となると、時間と熟睡、どっちが重要なのでしょうね。

詳しくは番組ホームページをご覧下さい。
www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20170222/index.html

■睡眠用BGM デルタ波 睡眠
癒しの音楽で熟睡できるかも。

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